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6月19日「わたしがいのちのパンです」(ヨハネ6:32〜35)


説教要約
「わたしがいのちのパンです」(ヨハネ6:32〜35)
今日の箇所は、イエス様が5つのパンと2匹の魚で5千人を養われた、「5千人の給食」の奇跡の翌日の出来事です。ヨハネはその奇跡を「しるし」と表現しました。それはメシアである「しるし」です。旧約聖書に預言されたメシア=「モーセのような預言者」に対する人々の期待は高まりました。
人々は、その期待に自分の思いを重ねました。しかし、主イエスの思いと、人々の思いとは異なっていたため、彼らとの議論はかみ合いませんでした。なくなってしまう食べ物といつまでもなくならない食べ物、神のわざについての理解の違い、「何をすべきか」と「ただ信じること」。そのような主イエスとのやり取りの中で、やがて彼らの思いは、モーセがしてくれたように、あなたは何をしてくれるのか、どんな「しるし」をくれるのかというところへ向かいました。
今日のみことばは、それに対する主イエスの答えです。「神のパンは、天から下って来て、世にいのちを与えるものなのです。」「わたしがいのちのパンである。」これが主イエスの答えです。そこには、ご自分が神の御子であり、メシアであるというメッセージが含まれています。事実、主イエスは、私たちにいのちをあたえるために、ご自分のいのちを、そしてご自身を私たちに差し出してくださったお方です。主イエスは後に、十字架における贖いの死を通して、そのことを示してくださいました。
「わたしのもとへ来るものはけっして飢えることも、渇くこともない」と、主イエスは招いておられます。まだキリストを主と告白しておられない方はもちろん、キリスト者である私たちも、日々いのちのパンであるキリストの恵みに与り、より豊かな神との交わりに生かされることが大切です。そこに賛美と礼拝が生まれ、私たちを献げてゆく喜びが生まれます。

 


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メッセージ内容(2022年6月19日)
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説教「わたしがいのちのパンです」.pdf
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