使徒の働き6章まではペンテコステの日に、聖霊が降って誕生した教会が、主イエス・キリストの福音を大胆に宣べ伝え、いろいろな妨害や迫害に遭っても、かえってそれによって確信を深められて伝道をしていったこと、その教会に多くの人々が加わっていき、またたく間に成長していったこと、そして教会は周囲の人々から尊敬を受け、好意を持たれていたということが語られています。
ところが6章に入ると、教会の中にある問題が起ってきたこと、もめ事が生じたことが語られています。
教会は、何の問題ももめ事も起らない天国のような所ではありません。
エルサレムに生まれた最初のキリスト教会からしてそうでした。
しかし使徒の働きにこのことが記されているのは大切なことを教えるためです。
その問題に良い対処がなされたので結果的には「こうして、神のことばはますます広まっていき、エルサレムで弟子の数が非常に増えていった。」使徒 6:7となりました。
教会の中で起こったもめ事とは配給をめぐって、2つのグループ間にあったいざこざでした。
使徒たちはこの配給の問題にたいして7人の奉仕者を立てることによって、うまく対処してゆきました。
ただ聖書