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5月22日「交わりを育てよう」(第一ヨハネ 1章1〜4節)


説教要約 
「交わりを育てよう」(第一ヨハネ 1:1~4)
 「交わり」は、初代教会より重要なものとして守られてきました。「交わり」には、ふたつの面があります。ひとつは神との交わりで、もうひとつは神を信じるひとびと相互の交わりです。聖書は、神との交わりが先にあって、そこから神を信じるひとびとの互いの交わりが生まれると教えています。この順序は大切です。「神との交わり」、それは神に愛され、神を愛することです。神は人間を超えた存在ですから、人間のほうから神を知ることはできません。神のほうから、ご自分を示してくださってはじめてできることです。そして、神は、ご自分を示すために、人となってこの世に来られました。それがイエス・キリスト、人となられた神です。
 イエス・キリストを信じて始まった神との交わりは、成長し、深められていく必要があります。キリストはわたしたちに神との交わりを得させるためにこの世に来てくださったのです。ですから、わたしたちがキリストを信じた後の生涯は神との交わりを深めるためにあると言っても過言ではないのです。キリストとの交わりを深めることに注力しましょう。
 「交わり」のもうひとつの面はキリストを信じる者たち相互の交わりです。「交わり」という言葉は、新約聖書が書かれたギリシャ語では「コイノニア」と言います。「共有する」とか「分かち合う」という意味です。ひとりひとりが神との交わりを持つとき、神を愛し、崇める者たちの間にひとつのつながり、共同体が生まれます。これが教会です。共に賛美をささげ、御言葉を聞き、証しを分かち合うとき、お互いの心に共通した神への感謝や信頼、また、献身の思いが与えられます。それによってひとつに結ばれます。この交わりによって、わたしたちのたましいは満たされるのです。キリストを信じる者たち相互の交わりを育ててゆきましょう!

 

 


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メッセージ内容(2022年5月22日)
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説教「交わりを育てよう」.pdf
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