2月6日「イエスから目を離さない」（へブル 12章1～3節）

「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。」

創始者イエス・・創始者とはものごとを始めた人、基礎を築いた人のことを指します。イエス・キリストはまさに、わたしたちの信仰の土台を据えてくださったお方であり、また、信仰の土台そのものです。土台がしっかりとしていれば、その後どのような修正すべきことや取り替えなければならないことが起こったとしてももう一度やり直すことができます。さらに創始者のあとに続く者は、創始者の意志を受け継ぎ、創始者に見習います。イエスが信仰の創始者であるなら、イエスは信仰の模範でもあるはずです。イエスを信仰の土台とする者は、イエスが歩まれたのと同じ道を歩むよう、召されているのです。

完成者イエス・・イエスが信仰の「完成者」と言われているのは、イエスがわたしたちの救いのために必要なことをすべて成し遂げてくださったからです。イエスは十字架でわたしたちのすべての罪を背負い、私たちを罪から贖ってくださいました。また、その復活によって、信じる者に永遠の命を与えてくださいました。イエスは今も生きて、わたしたちの祈りをとりなしてくださり、やがて、この世界を一新するために、再び、世に来られます。そのとき、イエスは救いを完成させてくださるのです。イエスは信仰者の模範ですが模範のように私たちはなれません。イエスは模範であると同時にコーチとして助けてくださるお方です。スポーツで良く聞くようにコーチはそばにいて目標を目指して、私にあった練習プログラムを組み、目標に到達するようにしてくれます。しかもイエスは完成者ですからすでに勝利して下さっています。人生の勝利の道を走り抜かれたイエスほど確かな人生のコーチはいません。主イエスから目を離さないで信仰の道を歩みましょう。