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12月19日「あなたのためのクリスマス」(ルカ2章1〜7節)


<説教要旨>

 

毎年迎えるクリスマスですが示されるテーマは年々異なります。今年は「受肉」(神が人となられたこと)です。聖書はイエス・キリストの誕生は他ならぬあなたのためであったと教えています。つまり神が人となられたということとあなたとは関係があるということです。

イエスは栄光の絶頂から、暗く罪深き世に、低いどん底の地位へと下られました。それは私たちを低い地位からご自分の栄光へと引き上げるためにほかなりません。パウロはそのことを「主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなられました。それは、あなたがたが、キリストの貧しさによって富む者となるためです。」コリント第二8:9と言いました。それは遊具のシーソーでイメージ出来るように思います。一方が下がると、もう一方は上がるのです。聖書にはそのようないわゆる逆説的な対比が多くみられます。

例えば「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」ルカ2:11と「この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。」ヨハネ1:12 ここで言わんとしていることはイエスが人間としての誕生を経験なさったのは、彼を信じる者が天に属する誕生にあずかるためであったということです。またマリヤが生まれたばかりのキリストを「布にくるんで、飼葉おけに寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。」ルカ2:7と「わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くのです。」ヨハネ14:2このことからイエスが飼い葉おけをご自分の場所とされたのは、私たちが天上の大邸宅に住むようになるためだったと分かります。神は私たちに利益を与え、祝福してくださるために、自ら犠牲の価を払って立場を逆転してくださったのです。

キリストとつながって生きる人はクリスチャンと呼ばれます。神が喜ばれる生き方とはキリストの生き方に同情して、自分の生き方に襟を正すようなレベルではありません。どんな生き様の中にも神の恵みがあることを見い出せるような信仰に富む者となることです。あなたのためのクリスマスです!

 


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メッセージ内容(2021年12月19日)
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