· 

12月12日「喜びのみなもとなる神」(ルカ2:15~20)


<説教要旨>

 

アドベント第三主日に灯すキャンドルは「羊飼いのキャンドル」と呼ばれ、テーマは喜びです。いったい羊飼いたちは、何を喜んだのでしょうか?

 

1)羊飼い達は自分の救い主を知った喜びがありました。羊飼いは礼拝に参加できず、安息日も守れない等、当時の社会では「救い」から最も遠い存在と見られていました。しかし、救い主は羊飼いにとって馴染のある馬小屋で産まれ、飼い葉桶に寝かされていたのです。そして御使いから「あなたがたのために救い主がお生まれになりました」との声を聞きました。羊飼いは自分たちの救い主が生まれたとの知らせを聞いて喜んだのです。

 

2)羊飼い達は飼葉おけに寝ている救い主を見つけ出した喜びがありました。御使いは、羊飼いに、救い主を見つけ出すのに十分なヒントと情報を与えました。ベツレヘムは小さな町ですし、出産直前の女性がいたことを知っている人もそれなりにいたと思います。つまり、救い主を見つけ出すのはそれほど難しいことではなかったということです。羊飼いは知識として知っているだけでなく実際、行って救い主を見い出したのです。

 

3)羊飼いたちは救い主を直接その目で見て喜びました。御使いを見たこと、天に現れた神の栄光を見たことだけでも、すごいと思うのですが、羊飼いは、それよりももっと偉大なものを見たのです。神の使いではなく、神そのもの、神の栄光の現われでなく、人となられた神を見たのです。今は私たちはこの目で主イエスを見ることは出来ません。しかし「みことば」から主イエスの思いと愛を知ることが出来ます。主イエスの「こころ」を知ることは姿かたちを「見ること」と同じぐらい、いやそれ以上に大切なことではないでしょうか?「喜び」のクリスマスとなりますように!

 


ダウンロード
メッセージ内容(2021年12月12日)
上記の本文よりも詳しい文書のPDFデータです。より詳しくお読みになりたい方、プリントアウトしたい方はどうぞご利用ください。
喜びのみなもとなる神.pdf
PDFファイル 208.9 KB

礼拝メッセージの音声をお聞きになりたい方はブルーのアイコンをクリックしてください。

容量の軽いデータでお聞きいただけます。