9月19日「教会を信ず」　エペソ4：1〜6

コロナ禍が続き、世界は大きな試練に直面しています。

教会もまた同様に試練のただ中におかれています。

そういった中でキリストのからだなる教会に一人一人がつながり、そのからだを成り立たせているというのはどういうことなのでしょうか？　今こそ教会についての理解を深めておく必要を覚えます。

　先ず教会とは何でしょうか？私たちは使徒信条を唱えるたびに「教会を信ず」という言葉を繰り返します。

「教会を信じる」というのは、教会の目に見えない本質を、信仰によって知り、現実のものとするということです。

　聖書では、教会は「神の民」、「キリストのからだ」、そして「聖霊の宮」であると呼ばれています。

「神の民」とは神は新約時代に、あらゆる国々の中からイエス・キリストを信じる者たちを選び、彼らを神の民とし、キリストの救いを地の果てまで宣べ伝えるという使命をお与えになりました。

つまり教会は福音を伝えるという使命を与えられた新約時代の神の民です。

「キリストのからだ」とは教会がキリストのいのちによって生かされ、成長し、実を結ぶものであることを言っています。

「聖霊の宮」とは聖霊は、キリストを信じる者ひとりひとりのうちに住まわれるとともに、教会を「神殿」、「宮」、「聖所」として選び、神を礼拝し、神の栄光を現すところとされているということです。

　「教会を信ず」というのは、たんに、「教会とはこういうものだ」ということを述べることではなく、教会を、そのようなものにしていくことなのです。

そのために私達は神の深い御心のうちに救われ、キリスト者とされているのです。

今は「教会が私のために何をしてくれるのか？」から「教会のために私は何が出来るのか？」と考える人が求められています。