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8月29日「遠くて近い信仰者」⑦ギデオン 士師記7:1~7


<説教要旨> 

ギデオンの物語は、神の導きに従うならばどのようなことが起きるのかをわたしたちに教えてくれます。ギデオンという名前の意味は「伐採者」です。木を伐採して土地を開拓するわけですが名前からすると勇猛果敢な人に見えます。御使いもギデオンのことを「勇士よ。」(士師記6:12)と呼んでいます。しかし神様から「ミデヤン人と戦いイスラエルを救い出せ」ということばを聞いた時、ギデオンは非常に弱気で「私達のグループは弱くて、しかも私はグループの中で一番若いのです」と逃げ口上ばかり語っていました。さらにギデオンは神様が話しておられることが確かであるしるしを下さいとまで言っています。ですからギデオンは神様に忠実な普通の人であったということです。

さらに最初いた3万2千人の民は多すぎるということで3百人まで絞られます。神がそうされた理由は人々が「わたしは自身の手で自分を救ったのだ」と言って、自分を誇り、神への信頼を忘れるだろうことをご存知だったからです。臆病な者、不信仰な者を神の働きのために励まし奮い立たせるのは難しいことです。しかしそれと同じぐらい、人が事を起こし、それなりの成果をあげた時に、「これは自分の力ではなく神様の憐れみと恵みによるのです」と心の底から告白することも難しいことなのです。神が求めておられるのは目立つ賜物や才能を持った人ではなく、平凡ながらも信仰においては堅く主に従う人なのです。福音宣教の難しい時代に私たちは生きています。しかし信仰をもって忠実に主に従う時に主が驚くべきみわざを表わして下さることを体験させていただきましょう。

 


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メッセージ内容(2021年8月29日)
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遠くて近い信仰者⑦ギデオン.pdf
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