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「キリスト者の忍耐と神の恵み」(マルコの福音書13章1〜13節)

今日のマルコ13章はヨハネ黙示録に比して「小黙示録」とも呼ばれます。主イエスは捕えられ、十字架につけられる直前に、最後の教えとして、世の終わりのことをお語りになりました。

 まず世の終わりが近づくとさまざまなしるしが起きるがそれは世の終わりを意味してはいないということ。様々なしるしはどの時代にあっても起きていることであり、それがいつ終りを迎えるかということにはならない。

キリスト者個人や教会にも世の終わりが近づくと様々な苦しみや痛みが起こってくるが、それらは“産みの苦しみ”とも言うべきことで神のみ心のうちにある世の終わりに至るためには通らなければならない道である。

そういう状態にあって信仰者としての証しすることにおいてたじろぐかもしれないが語るべきことばは聖霊が与えてくださることが約束されている。  

キリスト者はこの世の終りに主イエス・キリストによる救いが完成することを知っているので忍耐をもって信仰を守りぬくことに大いなる意味と意義がある。

 信仰のゆえに受ける苦しみを私たちはそのように受け止めて、最後まで耐え忍ぶ者でありたいと願わされます。


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メッセージ内容(2018年7月29日)
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