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5月2日 救いに至るローマ書の道(2)骨折り損のくたびれ儲け」(ローマ6:20~23)


「骨折り損のくたびれ儲け」(ローマ6:20~23)

 

罪から来る報酬は死です。しかし、神の下さる賜物は、

私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。ローマ6:23

 

骨折り損のくたびれ儲けとは大変な苦労をしながら何の益ももたらされないこと、つまり無駄なことをしただけという意味でよく使われます。このローマ人への手紙を書いたパウロも同じようなジレンマに陥っていました。救いを求めて一生懸命、真面目に生きているにもかかわらず、いつまで経っても不安があり、落ち込むばかりだったのです。

「報酬」とは自分のしたことに対する報い、正当な評価ということです。「罪の報酬」とは罪がもたらす正当なマイナスの報酬ということです。それは「死」です。「死」とは、からだの死だけでなく、たとえからだが生きていても、その霊やたましいが神のいのちから遠く離れ、人生を喜びと平安をもって生きることができないという霊的な死のことでもあるのです。

「賜物」とは報酬とは違い、自分のしたことではなく、他から与えられるものです。「恵み」とも言います。パウロは私たちは「罪の奴隷」とも言います。「奴隷」とは一生その関係が解けないということを意味します。私たちがが「罪の奴隷」であり、「罪の報酬」を受ける定めから解放されるためには、外側から与えられる神の賜物による以外にありません。主イエス・キリストこそまさに私たちを救い出すために神が与えて下さった賜物なのです。

 

 


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メッセージ内容(2021年5月2日)
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