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3月3日 「真実をもって愛そう」(ヨハネ第一 3:11〜19)

主にある兄弟姉妹に対する愛こそ、私たちが神の家族としてつながっていることの証拠です。
ヨハネは私たちに、「ことばや口先だけで愛することをせず、行いと真実をもって愛そうではありませんか。」と語りかけます。
イエス様の十字架からのメッセージを通して神様の愛を知ったわたしたちは、その愛ゆえに、隣にいる兄弟姉妹を愛します。

かつて、わたしたちの愛は、わたしたち自身にしか向けられていませんでした。
しかし、神様の愛を知ったわたしたちは、その愛を隣人に向けることができます。
それは、わたしたちにまかれた神様の種が、実を結んで目に見える形となったということです。
兄弟姉妹を愛することの正反対は憎むということです。
ヨハネは「カインのようになってはなりません」と語り、あの創世記の話をわたしたちに思い起こさせます。
カインの通ったプロセスは他人事ではありません。
私たちもそのような状況に置かれたら同じ罪を犯すかもしれないのです。
カインの一番の問題点は怒りと憤りが起こった時に神に顔を向けなかったということです。

兄弟姉妹に対する愛もクリスチャンなら愛せるわけではありません。
実際、ヨハネが手紙を書いている相手はクリスチャンです。
人との関係も先ずは神に目を向けてからです。
そのために私たちは共に礼拝を捧げ、神に顔を向けて、一週間の旅に備えます。
ヨハネが「真実をもって愛そう」と言っているのは自分なりに精一杯ということではなく神に目を向けてということです。