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1月20日 「罪と死の力に打ち勝って」(マルコ15:42~47)

 主イエス・キリストは、十字架につけられた後、墓に葬られました。

キリスト者の信仰にとって、主イエスが墓に葬られたということには、大きな意味があります。

主イエスが墓に納められたということによって、主イエスは、仮死状態から蘇生したのではなく、神様なのだから死についても特別な方法を持って、迎えたということでもなく、完全な死の中に身を置かれたということです。

それは私達にとって大きな恵みです。

主イエスが完全に死なれたということは、私達のこの地上の人生で通る道を完全に通って下さったということです。

 

主イエスは完全に人でありながら完全に神であるお方です。

しかし、考えてみるとその誕生においては主イエスは処女マリヤから生まれ、地上を歩まれた時も、神の子として、力強く福音を語り、奇跡的な御業を行いながら歩まれました。

更には、その死の場面においても、十字架という苦難を身に負い、その苦しみに耐えながら死んで行くことによって神の救いの御業を成し遂げられたのです。

これらの姿は、どれも、私たちの地上での歩みとは大きく異なっています。

しかし、そのような主イエスが、その十字架の後に墓に納められたのです。

このことによって、主イエスは、確かに、私たちと同じ者となり、私たちの経験することを完全に経験されたということがはっきりとしたのです。

そして主イエスは甦られました。

「しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました」コリント第一15:20 完全に死なれたお方が初穂として復活されたことによって、キリストにつながる者の歩みが死の先にある復活と神と共にある永遠のいのちへとつながったのです。

 主に栄光あれ

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メッセージ内容(2018年1月20日)
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