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10月7日「主イエスの宣言による十字架」(マルコ14章53〜65節)

主イエス・キリストは無罪であるにもかかわらず罪に定められて十字架刑に架けられました。

このことを、主イエスご自身のいのちは当時、イエスキリストの存在を嫌い、憎んでいた者たちの手にかかって十字架の死へと葬られてしまったと多くの人は理解していますが果たしてそうなのでしょうか?

主イエスを裁くために真夜中に最高議会の議員達が集められるという異常な裁判が開かれました。

その時のために偽証する者が集められていましたが55節に「さて、祭司長たちと全議会は、イエスを死刑にするために、イエスを訴える証拠をつかもうと努めたが、何も見つからなかった。」とあります。

 

異常な裁判ですが偽証をもってイエス・キリストを断罪しようと思っていた者はその証拠を何一つ見つけることは出来なかったのです。

黙秘の状態を打ち破ったのは「あなたは、ほむべき方の子、キリストですか。」という大祭司の問いに対する主イエスの応答でした。

それは、ご自分が「ほむべき方(神)の子、キリスト」ですとおっしゃったということです。

このことばを持って一気にイエス・キリストの十字架刑が決定づけられました。

この主イエスのことばがなければ主イエスの十字架刑はなかったのでは、と思わせるぐらいの衝撃がこのことばには内包されていたのです。

しかし、よく考えるとイエス・キリストの十字架刑は人の悪意、策略によってもたらされたものではなく主イエスの「私は神の子、救い主である」という宣言によって成ったものなのです。

こうして主イエスの十字架による救いの御業は主の御心とご意志をもって進められてゆきました。

今も信じる者のために主イエスは神の右の座において執り成し、やがて再び来られて救いが完成するのです。

このお方を信頼し、従い続けてまいりましょう。

 


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メッセージ内容(2018年10月7日)
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