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「目をさまし、注意していなさい。」(マルコの福音書 13章30〜37節)

今日の箇所で主イエスは三度にわたって「目をさましていなさい」と言っておられます。しかし、何のために目をさましているかと言うなら、「主人の帰りを待っている」ためです。主人の帰りとは主イエスの再臨、世の終わりに際して主イエスが再び来られる時を待っていなさいと言うことです。

ではどのように待っていれば良いのでしょうか?
先ず第一に主人が返ってくるまで留守を守っているという自覚を持って待つということです。第二に主人から与えられている権限と権威を用いながら主の働きをして待つということです。この権限や権威とは自らの生活や人生のためにではなく主人の働きを進めるために与えられているものです。

この世にあって、留守を守りながら、私たちに委ねられ、私たちが主イエスに代って行なっていく主の働きとは何でしょうか。それは、主イエス・キリストをかしらとする教会をこの世においてしっかりと建て上げ、それを守り、維持していくことであり、また教会がこの世の中でその使命をしっかりと果していくことです。

私たちは、主イエスがいつ帰って来られるのかを知ることはできません。また自分の人生に、そしてこの世界に、これから何が起こるのかも知ることはできません。 それらは全て父なる神様が知っておられます。私たちにただ一つ知らされているのは、将来主イエスが帰って来る、その時に、今は隠されている主イエスのご支配があらわになり、私たちの救いが完成するということです。その約束を信じて、忍耐と希望と喜びの中で、目をさまして主の再臨を待ちつつ、主が今私たちに委ねて下さっている務めをしっかりと果していこうではありませんか。


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メッセージ内容(2018年8月12日)
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